昨日、人生で初めて親知らずを抜いた。
抜いた、ではなく正確には抜いてもらった。
別に誰も欲しくないだろうけれど、
一応、ちゃんと抜いたんだよ!
っていう証明のために、画像を載せておく。
ちなみに、歯の上にあるのは、
包丁でつけてしまった傷である。
いつもまな板を使わずにりんごを切るため、
たまに台が傷ついてしまう。
親知らずを抜いたわけだが、
思っていたよりも痛くなかった。
まあ無痛とはいかなかったが、
それなりに早く抜いてもらえたし、
我慢できる程度のものだった。
初めてやることに対する恐怖心
をコントロールするのが難しいなーと思う。
僕はずーっとこの親知らずが歯茎をえぐっているのを我慢して生活していたし、
どうしようもなくなるまで放置してしまう。
我慢できるだけ我慢して、
ある閾値を超えたときに、
「ま、これだけ我慢しても無理なら仕方ないかー。
よっこいせ」
と重い腰をあげる。
今のような便利な時代になって、
医療も行き渡っていて、
麻酔で痛みをやわらげてもらえて、
っていう、こんなに恵まれた状況でも、
初めての恐怖っていうのはあまり薄れてくれないらしい。
昔の人はどうやって親知らずを抜いていたのだろう?
それは、さぞ痛かったんだろうな。
と想像に易いわけだが、
昔の人も歯の痛みは我慢していたのだろうか?
それとも、
昔の人は食事が質素だったから、
そもそも虫歯になんかならなかったのだろうか?
江戸時代の歯を抜く方法と麻酔は?|公益社団法人神奈川県歯科医師会
どうやら、麻酔みたいなものもあったらしいが、
ほとんどは麻酔なしの力づく、が定番だったようだ。
そんな時代に比べたら、
とてつもなくましなわけだが、
痛いのは、やっぱり嫌だなと思ってしまう。
にしても、我慢して閾値に達するまで放置するのは良くない。
そんなこと頭では圧倒的に理解しているはずなのに、
全然行動には伴わない。
どうにかして、この我慢グセを直していきたいなと思っている。