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電気自動車が環境に優しいは嘘

今回は、電気自動車のことについて書いておこうと思う。

電気自動車っていうと、二酸化炭素を排出しないから、環境に優しいみたいな文脈で語られがちだけれど、

実際は、別に環境に優しいわけではないんです。

 

まず、日本の場合について考えてみると、

日本の発電の割合を見ましょう。

令和2年度エネルギーに関する年次報告 (エネルギー白書2021)PDF版|資源エネルギー庁より

これを見ると、2019年度は8割以上が化石エネルギーで電力がまかなわれているということになっています。

 

ガソリン車を電気自動車に変えたところで、

そもそも電気を作る段階で、

化石燃料を燃やしていたら意味がないのです。

 

再生可能エネルギーでまかなえるようにするには、

かなりの技術革新が必要になります。

 

太陽光発電の効率を知っていますか?

だいたい20%くらいです。

 

数字を見れば明らかなように、

めちゃくちゃ効率の悪い方法なのです。

 

しかも、太陽光発電に使われる太陽光パネルには、

有害な物質が含まれるのです。

 

太陽光パネルには、パネルの種類によって、鉛、セレン、カドミウムなどの有害物質が含まれており、それぞれ適切な処分方法があります。

http://enecho.meti.go.jp/about/special/johoteikyo/taiyoukouhaiki.html

鉛は手で触れると鉛中毒になる恐れがあり、

カドミウムといえば、イタイイタイ病です。

そういう危険な物質が使われているのが太陽光パネルなわけですが、

 

2040年には、今使われている太陽光パネルが寿命を迎えることが予想されています。

同時期に設置された太陽光パネルは、いずれ大量廃棄の時期を迎えます。ピーク時には、使用済み太陽光パネルの年間排出量が、産業廃棄物の最終処分量の6%におよぶという試算もあります。そのため、一時的に最終処分場がひっ迫する懸念があります。

2040年、太陽光パネルのゴミが大量に出てくる?再エネの廃棄物問題|スペシャルコンテンツ|資源エネルギー庁

 

実際に、中国では、有害物質を河川に流していて、

住民からの訴訟が起こっています。

中国では既に反動が起きている。例えば、パネルメーカーのジンコソーラー(Jinko Solar)は、浙江省の工場から出た有毒廃棄物を付近の河川に流した。住民は反対運動を起こし、会社を告訴している。

 米国のパネルメーカーは連邦と州の規制を受け、有害廃棄物を含む排水の方法と場所が厳しく定められている。欧州では、有害電子廃棄物の排出削減と適切な廃棄方法を定めた規制が最近になって設けられた。

太陽光発電は本当に環境に優しいか? | ナショナル ジオグラフィック日本版サイト

 

電気自動車から太陽光発電に話がそれましたが、

電気自動車を考える上で、発電方法はとても重要な問題なので、

知っておくと良いと思います。

 

化石燃料による発電は国際的にやめる方向に動いている。

でも、太陽光などの自然エネルギーは効率が悪い。

じゃあ、原子力だ!

ということで、日本政府はエネルギー基本計画において、

ちゃっかり原子力を増やしていく方針を決定しています。

 

エネルギー基本計画 あいまいな原発の位置づけ NHK解説委員室

 

僕は今の原子炉を増やすことには反対という立場を取っています。

大きい原発を作ることは危険だからです。

 

そもそも今の技術でも原発の小型化はできます。

原発は小型の方が安全性が高いのです。

小型の方が安全性が高いとわかっているのに、

従来の原発の建て替えなどによって原子力の割合を増やすのは明らかにおかしいので、

僕は反対します。(そろそろ今ある原発は建て替えられる)

 

詳しくは以下参照のこと

次世代の原子力発電所は、もっと小型で安全になる | WIRED.jp

 

このように、原子力にも原子力なりの問題があるわけです。

 

そうなると、もう発電の時点でかなり問題が山積されていることになり、

電気自動車=環境に優しい 

という神話は崩壊しています。

 

海外ならまだ良いんじゃない?

ということを思われた方もいると思いますが、

 

残念ながら、日本でなくても電気自動車は環境に優しくはないのです。

 

原材料のリチウムやコバルトは埋蔵・生産量が限られている上、需要増により価格が高騰している。特にコバルトについては、蓄電池のほか医薬品や超合金などにも幅広く利用されており、現在の埋蔵量と採掘量からみて、向こう50~60年で枯渇することが予想されている。

電気自動車普及のカギとなる、「廃棄バッテリー」リサイクル アマゾン、パナソニックらが取り組む「環境にいい」車づくり | AMP[アンプ] - ビジネスインスピレーションメディア

 

廃棄バッテリーのリサイクルが今模索されているらしいが、

そもそも電池の材料がレアメタルなのだから、

リサイクルにも限界があるだろう。

 

また、電気自動車の製造にも二酸化炭素は排出される。

自動車は製造時に電気を使います。電気は火力発電で作られることが多いため、間接的に二酸化炭素を排出しているのです。鉄などの鉱石の採掘から、輸送、精錬、製品への加工まで、製造工程は複雑であり評価が難しいですが、一般的には電気自動車の方が二酸化炭素排出量が多いと言われています。

 

実際に、フォルクスワーゲンからは、電気自動車が12.5万キロ走行してようやくディーゼル車と同等の二酸化炭素排出量となることが報告されており、「むしろ環境に悪い」場合もあります。

電気自動車は本当にエコなのか?環境に悪いと言われる理由を解説 | 株式会社アイズ

 

そして、電気自動車の最大の欠点は、電池である。

スマホの充電と同じように、過充電したり、熱いところに放置しておくと、

電池が劣化してしまう。

これは一番懸念される問題で、

炎天下に車を放置したりすることは誰でもあると思われるが、

それをやってしまうと電池が劣化してしまい、

電池を交換しないといけなくなることが予想される。

電池の費用は調べる限りでは60万程度だとネットでは出てくる。

日本でもリーフのバッテリーを60万円で交換できる

電気自動車のバッテリーの寿命ってどのくらい?交換できる? - EVsmartブログ

 

これらを考えてみると、

電気自動車を買うメリットはない、と僕は思ってしまう。

 

なぜ欧米は、電気自動車をプッシュしているのか、

と言えば、それは一概にトヨタ潰しに他ならない。

 

単にゲームチェンジがしたいのだろう。

欧米がゲームチェンジしたい上に、電池を作ることにおいては中国にもメリットがある。

となれば、その二つが共謀していると考えるのは自然なことだと考えられるのではないだろうか。

 

 

最後は陰謀論チックな話になったが、

結論、電気自動車は環境に良くない。

 

余談だけれど、欧米や中国にいくらゲームチェンジをしかけられようが、

日本政府はそれに応じるべきではなかったと思う。

本当に腰抜けだなと思ってしまったが、

全世界を敵に回すのも、それはそれで大変なことではあるから、

仕方ないと言えば仕方ないのかもしれない。

でもやっぱり、日本の政府が日本の企業を守るように動かないのはおかしいし、

トヨタの社長が抗議するのも当たり前なことだと思った。