昨日は月食がありましたねー。
月食と天王星食が重なるのはめっちゃ珍しいらしく、次に起こるのは300年後とからしいですね。
300年後にどんな世界になってるのだろうか。
と考えても、わからない笑
江戸時代からすると、今の時代は全く予想がつかなかっただろうし、300年後も今から考えると予想もつかない変化が起こっているのでしょうね。
そんな前置きはさておき、
月食がなぜ赤いのか?について書いておきます。
僕は曲がりなりにも理系学生なので、散乱光については普通の人よりは知っています。
空がなぜ青いのか?っていうことと関係があることなので、知っておくと面白いと思います!
光の散乱
まず、光の散乱についてです。
よくある光って、白く見えますよね?
白く見えてるけども、実はいろんな色の光が合わさって白くなっているんです。
色っていうのは、光の波長の違いによるもので、
赤色が波長が長く、青色(紫)は波長が短いのです。
知らず知らずのうちに使っている電磁波に、
赤外線と紫外線がありますが、
赤外線は、赤色の外、なので、赤色の光よりも長い波長の電磁波です。
紫外線は、紫の外、なので、紫よりも波長が短い電磁波です。
高校の物理で出てきますが、光のスペクトルというものがあります。
光のスペクトルというのは、
光をガラスなどに通すと、色によって波長が違うため、屈折する角度が異なるというものです。
要は、波長が短いほど、屈折しやすく、
波長が長いほど屈折しにくい、という感じです。
月食が赤い理由
月はいつもは白く見えるということで、
色んな色の光を太陽から受け取り、それを散乱しています。
月食が赤いのは、地球の色を考えればわかるように、地球は青いので、青色の光を散乱しているわけです。
月食では、地球と月が一直線に並ぶので、月にとっては、青色の光が地球によって奪われる形になるわけです。
青色付近の波長の光が月に届かなくなる。ということで、残った赤色系の光のみが月に届き、月は赤く見えるということなのです!