ZAKIOLOGY

学ぶ楽しさを探求する

【書評】 66歳、動物行動学研究家。ようやく「自分」という動物のことがわかってきた。 (竹内久美子 著)

 

この本、面白かった!

なので書評しておきます。

 

この本は、著者自身が経験したことを振り返りつつ、

それを動物行動学という見地から考察されている本。

 

一見マイナスに思えるようなことも、

動物行動学というフィルターを通して考察してみると、

プラスなことのように思えるのが面白かった!

 

それと、

もともと博士号をとっているからか、

「はじめに」の部分がアブストラクトになっていてとても良い。

 

「はじめに」の中に著者の言いたいことが簡潔にまとめられている。

 

ここからは、具体的に、

僕が共感したり、面白いなと思った部分を3つ紹介していく。

 

この世は女が支配している

これは本当にそのとおりなのだと思う。

ぶっちゃけた話、男よりも女のほうが有能であると思っている。

男女比を見てみても、女のほうが少ないし、

男よりも長生きするから、生物学的に見たときに、

女のほうが優れているということは自明だ。

だいたいの場合、男がデートには誘うものの、

デートを実際にするかどうかは、女の方に委ねられている。

どんなに強い男であっても、女には勝てない。

刃牙に登場する、屈強なあのビスケット・オリバですら、そうなのである。

いわんや普通の男。

フェミニズムの人たちがわかっていないなー。と思うのは、こういうこと。

女性の方々は、男を手球に取ってコントロールしてやる!

くらいでちょうどよいのではないだろうか。

功名が辻の千代のように。

よりエネルギーを使い、拘束時間も長い、つまり一回の繁殖に対する投資が多いほうの性が、相手を厳しく選ぶのだ。

51ページより引用

 

最初に少しでも違和感を抱いたら、つきあうべきではない

この節では、最初に抱いた違和感を無視した結果、

竹内氏が体験したテレビ局の失礼極まりない対応について書かれている。

要は、テレビ局側がとても失礼なのだ。

人としてありえないような対応をしている。

こんなことってあるの?

と僕はびっくりした。

たぶんだが、

時間を軽視する人間はダメな人間なのではないだろうか。

 

無断で遅刻してくる人間が僕は大嫌いなのだけれど、

相手のことを尊重したり、大事に思っている人ならば、

時間に遅れることはありえないのだ。

僕は15分前にはだいたいの待ち合わせには到着しているし、

前日に10分前につくようなルートを調べた上で、

一本前の電車に乗るのが習慣になっている。

待ち合わせに5分遅刻されるのが一番迷惑なものだ。

 

僕はバイトには遅れたことがないし、

遅れるかもしれないと電話したときですら、

だいたい5分前に着いてしまう。

これは僕が異常なのかもしれないが、

遅刻は死刑だと僕は思う。(言い過ぎた笑)

男の嫉妬と女の嫉妬

男の嫉妬と女の嫉妬。どちらが強いかというと、私の経験からは男のほうが断然強いと思う。

116ページより引用

これを読んだとき、

思わず、いや女の嫉妬のほうが強いに決まってるやん!

って口に出してしまったが、

ちゃんと最後まで読んでみると、

いや、たしかに男の嫉妬って女の嫉妬よりも強いかもしれない。

と思ってしまった。

 

男の権力に対する嫉妬は、

女の嫉妬に比べると、

かなり強烈なものだと思う。

 

強いものへの憧れというか、

特に、自分より賢い女が嫌いな男は多いのではないだろうか。

男のプライドというのは、

嫉妬と強く結びついていて、

男のプライドが傷ついたときに発する猛烈な嫉妬は、

女の嫉妬よりもたちが悪いものだと思う。

女の嫉妬は、いいなあ、私もリア充になりたい!であり、

男の嫉妬は、リア充爆発しろ!である。

リア充爆発しろ!の方は、爆発を望んでいるわけであり、

他人の不幸を望んでいるのだから、

当然ながら、たちが悪い。

 

それはそうとして、

木村敏氏の名前が出てきたことに感激してしまった!

木村敏氏と直接話ができるなんて、いいなあ!

と思ってしまった。

 

異常の構造や時間と自己はマジな名著なわけだが、

あの木村敏氏と話ができるなんて、

すげえなと思ってしまった。

 

最後に

最後に、引用しておく。

動物行動学は、臭いものに蓋をしない。どんな現実であろうとも直視する。結果として見なきゃよかった、知らなきゃよかったということになるかもしれないが、この不妊を巡る議論のように、最終的に現れる地平はたいていの場合、皆が真に救われるものである。ウソやごまかしではない解決。だから私は、この学問が大好きなのである。

159ページより引用

 

めちゃくちゃ面白かったので、おすすめです。

にしてもやっぱり自分と違ったフィルターで世界を覗いて見るという体験は、ものすごく楽しい!

全く違った視点を提供してくれる著者に感謝!