大学生の繋がりは、
希薄そのものだと思う。
どうせいつかは終わってしまう。
どうせいつかは離れていってしまう。
4回生になって、
それを実感しているところである。
1回生のときから、
ある程度友好関係を築こうと努力した。
けれど、誰も彼もみなそれぞれ、
自分の生活、自分の世界がある。
僕も例外ではない。
僕が友好関係を保とうと努力したあの時間は何だったのだろう?
そもそも努力したのが間違いだったのだろうか?
4年間(正確には3年と数ヶ月)努力した結果がこのざまである。
結局のところ僕はなにもしていなかったのかもしれない。
なにもできなかったのかもしれない。
努力して勝ち得た友情などというものは存在しない。
結局は、そこには友情などなかったのだし、
努力の必要とする友情など、
偽物であり、紛い物のクソである。
そう考えてみると僕はクソを撒き散らし続け、それを努力と勘違いしていたのだ。
勘違いも甚だしい。
努力なんてしなければよかったのだ。
どうせ離れていく縁でしかなかったのだ。
どれもこれも、予定調和された未来でしかない。
誰よりも孤独で、誰よりも友情を欲したが故に、すべての縁は紛い物に成り下がってしまった。
同じ心のステージにいる孤独な誰かといつか出会えるのだろうか。
同じ魂を持ち、出会いを待ちわびているその人はどこにいるのだろうか。
その日はいつか来るのだろうか。
そんな希望に価値はあるのだろうか。
僕の心は、雨降りの夕方に大きな河の河口でたくさんの水が海に流れていくのをずっと眺めている。
待ち続けている。