吉野家が炎上しているが、
大学での授業を受けた学生がツイートしたことで炎上してしまった。
というのがなんとも恐ろしいことではないだろうか?
別の記事では吉野家の添加物事情について書いてみたが、
この記事では、「大学生のツイートから炎上した」
という事象について扱ってみたい。
まず、ツイートというのがそもそも怖いことである。
なにせ140文字。
どんなに長くても140文字に要約しなければならない。
すると、文脈が排除されてしまう。
もし今回のような大学での講義の場合、
90分の内のほんの数分が切り取られることになる。
すると冗談で言ったことが切り取られて曲解されてしまいかねない。
それで炎上して、辞任に追い込まれたりするのだから、
これは恐ろしいという以外にないだろう。
本人が悪いと言えばそれまでだけれど。
だから、大学に限らず、
学校という場所で講義をする場合は、
かなり慎重に言葉を選ばなければならない。
公の世界に向けて言っても問題のない発言でなければしてはいけない。
軽率な発言をした瞬間にもうthe end。
評価経済とか監視社会とかよく言われるけれど、
SNSが発達してしまったこの社会では、
どこでも「全世界」と対面することになる。
評価経済については岡田斗司夫さんが参考になるので、
以下参照のこと。
自分のキャラを守ることが大切になります。
評価経済の中で一番ダメなのは、嫌われる人でも好かれる人でもなく、よくわからない人です。
だからといって急にキャラ変をしてみても、過去の行動はすべて可視化されますので、10年前と言っていることが違うといった指摘はされるでしょうね。要は、相手が評価するキャラがブレなければいいです。
評価経済のことは俺に聞け!岡田斗司夫に学ぶ経済のパラダイムシフト - CANARY
より引用
相手との信頼関係のない状態で、
センシティブな内容に触れてしまうと、
それを相手が不快に思い、
その内容を切り取ってツイートしたりする。
すると一定の確率で炎上してしまう。
少々息苦しさすら感じるが、
実際にそういう世の中になっているのは、
皆さんもよくわかっているだろう。
こんなシステムだから、
もうこれからの世界では、
なんでもかんでも「公に対して話している」と自覚しなければならない。
ツイッターの裏垢なんてあんまり意味をなさない。
就活でも裏垢特定がされる世の中だ。
就活生が「裏アカウント特定サービス」を恐れる必要はない理由(酒井一樹) - 個人 - Yahoo!ニュース
この記事では、就活生は裏垢特定を恐れる必要はない。
と断言しているが、
それでも採用される側にとっては、
かなり深刻な問題であることにかわりはない。
「採用前に就活生のSNSアカウントをチェックする人事がいる」というのは間違いではない。しかしその作業を身辺調査会社に外注し、サービスとして利用するとなると非常にハードルが高い。
https://news.yahoo.co.jp/byline/sakaikazuki/20200914-00197979 より引用
もしこのように、採用担当者が秘密裏に裏垢を特定してしまっていたら、
それでそれまでの頑張りがおじゃんになってしまうのだ。
いくら外注でサービスを使うではないにしろ、
プロフ欄に出身校や誕生日などを書いてしまっていることだってあるし、
普段からTwitterを使っているのなら、
多少うっぷんがたまることもあるだろうし、
少々不用意な発言をしてしまっていてもおかしくはない。
それをいちいち削除できるほどの時間もないような人も多いだろう。
それは神経質になるのも無理はない。
そんな感じなわけで、
就活生は特に、Twitterでは公にさらされていると思って、
なるべく不用意な発言はしないようにした方が良い。
裏でも表でも、何でもかんでも公にさらされている。
そういう認識を持っておくべきなのかもしれない。
ちなみに僕は実名でTwitterを使っている。
別にもはや隠す意味もないし、
別になんともないので実名でやっている。
普段から実名でやっていると、
あまり不用意なことを書かなくなるからオススメだ。
僕以外にもそういう人はいるみたい。
以下参照のこと。
実名のメリットは信用度の向上だけではありません。自分のツイートに対して感度が高まります。自分の発信内容に対して「責任をもたないといけない」と考えるようになり、適当な発言や、他者を傷つける内容ではないか、匿名の場合と比べて慎重になります。
Twitterは実名がいいか、はたまた匿名がいいか考えてみた。|Okada Masaaki|note
より引用
聞いた話によると、
海外では日本よりも裏垢の特定がされるらしい。
だから就活生はそれを逆手にとり、
逆に裏垢で良い人物像を演じるのだとか笑
そういう裏垢の使い方は面白いかもしれないね。