ZAKIOLOGY

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平家物語 6話 解説してみた。

平家物語 第6話来ましたね。
いやー。今回も非常に面白かった!
今回の話のポイントは2つ


一つは怨念
一つは昭和と平成の対立構造
です。


怨念については、まあわかりやすい。
清盛は今までいろいろなカルマを積んでいるわけだから、それ相応の怨念、ネガティブな想念を人々にもたれているわけです。


怨念というのは実際にあります。そんなん嘘やんと思われるかも知れないけれど、じゃあなんで呪術廻戦が流行るのでしょうか?


人々が、そういう怨念や呪術というものを無意識に信じているからに他なりません。
鬼滅の鬼という存在は呪詛に近いものがあります。あれも怨念の現象化をあらわしています。


そして鬼の背景には悲惨な過去があり、その過去への復讐が怨念化しているわけです。


今の世の中にはネガティブな想念(怨念)があふれています。


コロナという非常事態に対して、非常に理不尽な思いをしている人が多いからです。
そういう怨念はいずれ現象化します。


平家も怨念にやられたのでしょう。
アニメの中では清盛は怨念をにらみ返して振り払っていますが、
これはまだ清盛に霊力がある証拠でしょう。しかし怨念を見るようになっている。


つまりは、怨念の力が増大しているのと同時に清盛の霊力が衰えてきていることの象徴なのです。

 

そして、もう一つ、
これがわかりにくいだろうけれど、


昭和と平成の対立構造です。


維盛(これもり)と老兵(さだもり?名前忘れた)が富士川の戦い(鳥が飛んで逃げる戦いのやつ)のところで、


老兵が維盛を奮起させる目的で、源氏の強さについてやや誇張気味に言っています。


しかし、これは維盛を恐れさせるだけで単に士気を下げる結果になってしまっています。


これが、昭和と平成の価値観の違いの象徴なのです。


昭和は、ガンガン行こうぜのタイプ、逆境こそ燃える
平成は、まあまあ気軽に行こうぜのタイプ、逆境なんて辛いだけ

 

これは時代感ということも言える。


老兵の時代は、まさに平氏が高度経済成長を迎えるときなわけ。
これは昭和と同じような時代。どんどん世界が良くなっていく時代を経験しているわけです。

 

だから、反骨心もあるし、ある意味貪欲です。
しかし、維盛の時代は、平氏が停滞する時代。一通り経済成長を終えて、物質的な豊かさを得ることができたけれど、発展もしない時期なわけです。


そのような時期に、反骨心を持て!という方が苦しい。それに、何もしていないのに幸せな生活を享受できているので、逆境に弱い。外からの圧力に耐性がないのです。

 

このように見ると、現実をうまく投影している物語だと読み取れますよね。
こういう視点でアニメを見ると、人生に生かすための見方ができます。


現実でも昭和と平成の対立は起こっています(特に仕事の現場)
そういう時に、昭和世代の人は維盛の気持ちを想像し、平成世代の人は老兵の価値観を理解するとうまくいく、もしくは多少は悩まなくなります。

ということで、今回の平家物語も大変面白かった!

維盛が思い詰めてるのが心配です。