作家の西加奈子さんのポッドキャストを聞いた。
なんか、グーグルのポッドキャストアプリがあって、使いやすくて、たまに使ってる。
今日は、そのポッドキャストで語られていたことをテーマに書いてみようと思う。
テーマは思い出の美化
西さんは、
むかしの恋人を忘れられず、今の彼氏はいい人なのに、煮え切らない。思い出を美化しすぎているような気がして今の彼氏に申し訳ない。
という相談に対し、
美しい思い出が残っているのは当然。
美しい思い出は美しいのだから、それを美化というのはおかしい。
と言っていた。
さらに、
人には秘密の部屋みたいなものがあって、そういう絶対不可侵なその部屋に、そういう美しい思い出は入れておけばいい。
今の彼氏には、その部屋を開けなければいいのだ。
ということもおっしゃっていた。
これには完全に同意する。
前に、19号室というテーマで記事を書いたことがあるが、19号室とは、まさに秘密の部屋。
そういう部屋を心のなかに作っておいて、
大切な思い出、もうこれ以上なにも解釈を加えたくない美しい思い出、
そういうほとんど誰にも教えたくないものをしまっておくのだ。
西さんは
思い出が美しくて何が悪いねん!
と少々つよめに答えていた。
関西弁っていいよなぁ。
ちょっと語気つよめでも愛嬌がある。
美しい思い出は他人に解釈を加えられるのは嫌なものだし、それは自分の中に大切にしまっておけばいいのだ。
気になる人は
西加奈子の12冊の処方箋
で検索すれば出てくるはず。