読書にhave toは禁物である。
読書はどこまでも純粋にwant toであるべきだ。
たとえ、誰にすすめられた本であれ、心から読みたいと思うまで読まなくて良い。
そもそも読書家は、オススメの本を教えてもそれを読むことを相手に期待したりしない。
have toの読書の無意味さを腹の底から体感しているからだ。
なにごとも、「やらなければらならない」より「やりたい」の方が圧倒的に吸収力が高い。
僕も尊敬する人や、大好きな人がオススメする本は「読みたい」と思うけれど、
尊敬できない人にオススメの本を紹介されたところで、見向きもしない。
それで良いのだと僕は思う。
あなたが聖人を目指すのであれば、そんなことを言っている場合ではないけれど、
聖人を目指しているような人を僕はほとんど知らない。
そもそも読書なんて楽しくなかったら誰もやりたくないだろう。
楽しいからわざわざ読書するのであって、楽しくない読書はもはや苦行だ。
どこまでも純粋にwant toで読書すればそれでいい。