ZAKIOLOGY

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世界のインテリ21人の知恵がつまった良書「自由の限界」を書評してみた!

こんばんは。

おざきです。

今回は、自由の限界という新書の書評をしていこうと思います!

 

 

 最近、アメリカの分断や米中対立などが問題になっていますよね。

そんな中で、この本では、

21人の世界のインテリたちがどう世界を見ているのか

ということが書かれています!

 

コロナに関してもそうですし、

イギリスのEU離脱問題など、

さまざまな問題について、それぞれのインテリの視点から解説されていてとても面白かったです!

 

中でも印象的だったことを3つ紹介していきます!

 

日本の人口減少について

日本ではあまり意識されていないように感じますが、

高齢化よりも、人口減少のほうが問題なんですよね。

たしかに、高齢化も人口減少の一因ではあるのだけれど、

高齢化自体が大きな問題なわけではないんですね。

 

いやいや、

今後はAI搭載のロボットが出てくるから人口が減少しても問題ないよ!

っていう意見もたしかにあるのですが、

エマニュエル・トッド氏は本書の中で次のように言っています。

国が繁栄し、居心地もよく、創造的であるためには、十分に若い人口を持つ必要がある。ロボットは人口を再生産できない。高齢者とロボットの働く社会はうまく機能した場合でも、停滞は免れまい。知的な刷新を可能にするには、人口構造が十分に若くなくてはならない。

たしかに、そうだなと思いますよね。

ロボットは人口を再生産しないからこそ、十分な若い世代が必要だ。

ということですね。

 

そこで議論の的になるのが、

移民と出生率です。

日本は世界的にみると、移民の受け入れに消極的です。

僕は、外国人をそんなに多く受け入れてたら、それって日本なん?

って思ってしまうのですが、

それ自体が、偏見というか、日本人特有の感情のようです。

日本の文化を大事にしたい。

日本の文化を壊されたくない。

そういう気持ちが、おそらく他の国よりも強いのだと思います。

 

だから、僕としては、移民政策よりは、出生率を高める政策に期待したいところではあります。

しかし、あんまりうまくいっていないのが現状ですし、

晩婚化はいまだに続いています。

ただ、出生率を上げるための政策をやろうと思うと、

必ずといっていいほどぶつかるのがフェミニズムですよね。

僕のフェミニズムに対しての意見は、言及を避けますw(敵を作りたくないのでw

 

そういうフェミニズムなどの勢力とどう向き合っていくのか

っていうのも政治的に大事なことの一つなのではないかと思いますね。

 

財政的に援助するためにMMTなどの政策もありなのかな?

と思ったりもしますが、

MMTは正直、よくわかりません。

本当にうまくいくんかな?

っていうのが素人目線ではありますね。

 

そんな感じで、かなり大きな問題なわけですが、

本書では、「海外からみた日本が打ち出すべき政策」

について書かれていますので、面白いはず!

AIに対する過度の恐怖心

最近気になっている人の一人、マルクス・ガブリエル氏の意見も本書では扱われています。

ぶっちゃけ5ページくらいなので、

「え?少ない!もっと読みたかった…」

ってなるかもしれませんが、

その意欲は、無駄にはならないはずですw

次は実際のご著書を読んでみようと思えるはずですから、

静かに燃えておきましょうw

 

で、マルクス・ガブリエル氏はAIに対する誤解について述べています。

もう一つ、人々が漠然と不安を抱いているのは、今世紀半ばに人工知能(AI)が人知に勝り、いずれ人間を支配するのではないか、という危惧でしょう。

米国の未来学者らが吹聴する説ですが、私の見るところ人類の過ちの歴史の中でも最悪の説です。SF小説の域を出ていません。

読んでもらえるとわかると思いますが、

かなり強く非難していますよねw

 

本書の中では、人間には知性があり、コンピューターには知性がない。

ということを例に出しながら、説明しています。

 

さらに、日本の人口減少についても述べています。

 

僕もAIについては、恐れるものではない。

と思っていて、

AIがいくら優秀になったところで、「主従関係」を間違えなければ、

何も問題ではないだろうと思います。

 

スマホ脳」っていう本の中でも問題として扱われてますが、

結局、なにが問題かっていうと、

人間と道具の「主従関係」を反転してしまうっていうことです。

 

スマホの場合はスマホが人間に服従するはずですよね。

それが、いつのまにか、人間がスマホに従っている。

 

AIの場合は、AIが人間に服従するはずなのに、

人間がAIに服従している。

っていうことになると問題なわけですが、

 

人間が知性を発揮して、「私はAIを使ってる!」

っていう意識を持てているうちは大丈夫だと思います。

 

ただ、

GAFAなどの巨大企業が、人間を操縦しようとしているのは問題かなと思います。

例えば、Googleであれば、You Tubeでは視聴者のデータを蓄積して最適化をはかり、勝手にオススメを表示してくる。

これはある意味、操縦されているわけですね。

Googleアルゴリズムによって、人間の趣向を操作されている!

と言うと、すこし言いすぎな感じはありますが、

そう言われてもおかしくないことをしているわけです。

 

それに対する危機意識はもっておいても良いのではないか。

と僕は思っていますね。

スマホ中毒やSNSの危険性については、以下の二冊がオススメです!

スマホ脳(新潮新書)

今すぐソーシャルメディアのアカウントを削除すべき10の理由

IT独裁の監視社会

最近よく問題として持ち上がるのが、

ITによる監視社会ですよね。

 

ITが発達すればするほど、管理されたり、操作されたりしてしまうっていうw

ITによって自由になることが目的だったはずなのに、

利益が優先されて、不自由になっていたりするんですよね。

 

中国は特にそれが顕著ですよね。

人々の行動を制限して、すべて監視してしまっています。

それによって、コロナは抑えられているという見方もできますが、

本当にそれは幸せなことなのか?

ということは、考えていかなくてはなりませんね。

 

本書では、こういうテーマをユヴァル・ノア・ハラリ氏が扱っていたりします。

 

かなり良いことを書かれているのでぜひ読んでみてください!

最後に

この本は、本当に現代の重要テーマを詳しく扱ってくれていて、

しかも、「日本にいるだけだとわからないこと」もたくさん書かれています。

 

日本にいて日本人としか関わらないと、海外との比較が難しいと思うんですけど、

この本を読むと、海外の実情がわかるので、

「あ、意外と、日本だけじゃなくて世界中で問題が起きてるんだな」

っていう感じで俯瞰することができます。

 

そんな感じでとてもいい本なのでおすすめです!

 

自由の限界 世界の知性21人が問う国家と民主主義 (中公新書ラクレ)

 

 

あと、告知なんですけど、

まだまだリクエスト募集中ですので、

なにか書いてほしいテーマがあれば、コメントやツイッターなどでガンガン送ってきてくださいw

詳しくはこちら↓

 

zakiology.com

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

では。