こんにちは。
おざきです。
今回は、そこまで知られていないけど、オススメしたい漫画「僕のジョバンニ」ついて紹介していきます。
まだ3巻までしか読んでいませんが、本当に面白いのでぜひ読んでみてほしいなと思います。
オススメポイント①秀才と天才
この物語の二人の主人公鉄雄と郁未。
郁未は海難事故にあい、流れ着いたところで鉄雄に出会う。
鉄雄はもともとチェロを弾いていて、ある程度の結果をコンクールでも出せている秀才。
郁未は鉄雄のチェロの音を頼りに海難事故から流れ着いてきた。
鉄雄は、郁未に出会い、郁未にチェロを教えつつ、二人でチェロを弾くようになる。
郁未はどんどん弾けるようになっていき、ついには鉄雄が弾けない曲を音を聞いただけで弾けるようになってしまった。
そう。郁未はチェロの天才。
鉄雄は秀才で郁未は天才。
天才は秀才に救われて、秀才は天才に心を潰される。
天才と秀才という世の中の不条理を描いている。
才能は、求める者だけに与えられるものではなく、残酷。
そんなことを描いている。
同じように天才と秀才を描いている物語と言えば、ピンポンがある。
ピンポンの中では、スマイルとアクマの対比で描かれている。
やはり、天才と秀才という対比はいつの時代にもあるのかもしれない。
オススメポイント②秀才の苦悩
天才と秀才という対比のとき、必ずといって良いほど秀才の方が苦悩する。
例に漏れず、この物語の中でも、鉄雄が苦悩していく。
苦悩していくなかで、「魔女」とあだ名をつけたプロのチェリストの親戚のもとで修行していく。
それで、修行して力をつけていく。
鉄雄は模倣の天才であり、技術はひたすら向上していく。
いつも、郁未という天才に近づこうとしていて、苦しみながらも前に進んでいく。
自分以外のものになろうとして自分を壊して、苦しめていく。
しかし、「魔女」に諭されて、自分を受け入れ、自分を愛することを始める。
そこからは、努力、努力、努力。
オススメポイント③努力の天才
鉄雄は、まさに秀才であり、努力の天才だといえる。
チェロの技術を向上させるのは、一歩一歩なのだと思う。
勉強でもそうだ。
だから努力すればするほどうまくなっていく。
しかし、天才はもともとのスペックが違う。
パソコンに例えるなら、そもそもの天才のOSは凡人のOSより10年分くらいアップデートされていると考えて良い。
つまり、努力をいくら重ねても、天才にはたどり着かない。
天才は10年分進んだOSを駆使して、さらに努力をして行く。
差は縮まらないどころか、OSの違いによってさらに差は開いていく。
ならどうするのか。
土俵を変えるしかない。
鉄雄も土俵を変える。
作曲の道を考え始めるのだ。
最後に
僕のジョバンニは、まだ5巻くらいしか出ていない。
休載しているらしい。
まだ3巻までしか読んでいないが、絵もきれいだし、さらに物語も面白い。
続きが気になる!
もし興味がわいた人は下のリンクから買ってね!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
では。