こんにちは。
おざきです。
今回は、お金関係でオススメの本「お金に強くなる生き方」についての紹介をしていこうと思います。
僕が尊敬しているインテリ、佐藤優さんのお金との付き合い方がこの本には書いてあります。
佐藤優さんは、非常に賢い方で、僕の目標とする人の一人です。
この本では、マルクスの資本論も使いながら、お金に強くなる生き方について書かれています。
そもそも資本主義の構造とは?
マルクスの資本論によれば、「搾取」の構造が資本主義にはある。と述べられています。
社員個人がどれだけ利益を上げても、それを会社と従業員の間で分配することはない。
つまり、経営陣やエグゼクティブと呼ばれる人たちはよりもうけ、従業員はより搾取される構造があるというわけです。
参考になるのがパレートの法則。←有名なので覚えておくと良い。
別名20対80の法則。
つまり、上位20%の人が全世界の富の80%を握っているという法則。
ほかの分野でも同じで、
例えば、会社で優秀な20%の社員が利益の80%を生み出していたり、日本の国土の20%の都市部に80%の人口が集中していたり。
あらゆる分野に応用できる法則が、パレートの法則です。
パレートの法則から言えるのは、ピラミッド構造においては、必ず二極化が起きるということです。
搾取する側とされる側、持つ者と持たざる者など。
資本主義は利益の最大化を目的とするので、必ずと言っていいほど、格差が起きます。
そこで社会主義が台頭した歴史もあるわけですが、
資本主義には「搾取」の構造があるということを知っておこう。
そもそもお金とは?
そもそもお金とは何なのか?お金があれば幸せになれるのか。たしかに、人生のほとんどの問題はお金があれば解決できる。しかし、お金があれば幸せになれるのかといえば、一概にはそうとも言えない。
僕も同意見。
お金基準の生き方というのは、世間の価値観で生きることを意味し、幸福基準の生き方というのは自分なりの価値観で生きることを意味するのではないかと思うのです。
僕は、幸福基準で生きていれば、お金を気にしすぎることなく、主体性を保って生きることができると思っていて、お金は手段に過ぎないことをちゃんとわかって生きれるのではないかと思う。
多くの人は、なぜ働くのか?という問に対して、お金を稼ぐためと即答するかもしれない。
しかし、本来はそうではないはず。
仕事の根源は、人の苦しみを和らげることにある。
人が困っているからそれを助ける。それが専門性を帯びて、仕事になる。
本来仕事は、人の役にたつことが目的であり、お金はおまけにすぎない。
働き方次第で、いかようにもなるものだと思う。給料以上の価値をどれだけ提供できているのかという視点を持つと、働き方も変わってくる。
そういう姿勢で仕事をしているからこそ、徳高き人格者になれるだろうし、お金に縛られない生き方ができる。
本質的なことを学ばない限り、知恵は身につかないし、学びも少ない。
佐藤優さんの本には、本当に本質が詰まっているし、知恵も詰まっているから最高。
高負担・低福祉に進むの日本社会
日本では、減税されることがなく、ひたすら増税を繰り返すばかり。
アメリカは、小さな政府で、低負担・低福祉の社会の代表。
一方スウェーデンは、高負担・高福祉の社会の代表。
そのかわり、福祉がとても充実している。
例えば、失業保険
面白いのは、スウェーデンの企業でもよく解雇しますが、高額な失業保険が下りるため、クビになった本人はそれほど気にしません。その間にじっくり別の会社を探すのです。
日本は、今は負担の割に、社会福祉が充実しているとは言いにくいのが現状です。
佐藤優さんは、高福祉、高負担の社会の方が日本にはあってると考えているようです。
つまり、今後増税はしても、社会福祉を充実させていくことが必要である。と
日本は今が過渡期というか、岐路に立たされている。
今までは、企業がめちゃくちゃ金を持っていたから、終身雇用をはじめとして、福祉が充実していたわけですが、今は、もうそんなことしてる余裕のある企業はない。
だから、国が社会福祉の充実を図っていく必要がある。
余談ですが、僕は今の政府を見ていても、信用ならないところがあるので、低負担・低福祉で良いと思っています。
税金の使い方がマジで雑だし、社会福祉に還元されていくのかが非常に疑わしい。
早めに、老害の連中に棺桶に入ってもらい、利権をぶっ壊してもらいたい。
利権が崩壊したら、高負担・高福祉の社会も可能かもしれない。
話がそれたが、今のままでは、高負担・低福祉という最悪の道に進む可能性がある。
そこで大切なのが、万が一何かあっても数年間は食いつなげるだけのお金を貯蓄しておくことだ。
佐藤優さん曰く、理想は年収の二倍。
二極化が進む中でも果断に挑戦するには、たしかに何年か食いつなげるだけの貯蓄はあった方がいいだろうと思う。
多少ばらつきがあるにしても、ほかのお金に関する本でも、年収の1倍から2倍の貯蓄を薦めている。
一発逆転は狙わない
不安な時代、混沌とした時代になればなるほど、怪しげな儲け話が世の中に蔓延します。くれぐれもそんな話に乗らないようにしましょう。
政治的な問題同様、お金についても一発逆転を狙わないことです。下手に欲を出してこの状況を一気に変えてやろうなどと考えると、投機やギャンブルの世界に足を踏み入れてしまいます。そうなると、逆転どころか下手をすると借金して一気に奈落の底に落ちてしまう可能性があります。
こういう時代だからこそ大きなものを狙わず、それより自分の半径5メートルを見直す。自分自身が手を伸ばせば変えられたり、作り上げたりできるリアリティから見直すべきなのです。
本当に、そうだと思う。
今の時代には、FXだの投資だのいろいろと「うまい話」がゴロゴロと転がっています。
Youtubeの広告でもたまに流れてきたりしますし、情報が民主化されたからこそ、逆にそういうハイリスクハイリターンな話にだまされてしまう可能性も高くなったと言えるでしょう。
だからこそ、一人一人のリテラシーが大切になってきます。
僕のブログだけでなく、実際に本を買って読んだり、いろいろな人の話に耳を傾けるなどして、リテラシーを高めていくと良いと思います。
一発逆転を狙わないというのは、ハイキュー!!で言うと、「遠きを行くには必ず近きよりす」です。
(ハイキュー!!211話より)
この言葉は、日向の座右の銘にもなる言葉で、リオにビーチバレーの修行に行ってるときにも、部屋にこの言葉が飾ってありました。
人は何かと短絡的です。
直感に従って行動してしまいたくなるし、それが正しいときもある。
しかし、時には一歩一歩順を追って考えながら行動を起こしていかなくてはならない。
考えた上での直感と、無謀な直感は似て非なるもので、直感は、思考を重ねた経験によって磨かれていくもの。
それをはき違えると痛い目をみる。
そんなことまでこの本から学べます。
結局はお金なくても人間関係でまかなえる
厳しい時代だからこそ、私たちは相互扶助の考えをどこかで温め続けたほうがいいように感じます。それは人間関係、とくに深い友人関係をどれだけつくれるか。「あいつのためなら」とひと肌脱いでくれる人をどれだけつくれるか。目先のお金や出世に汲々とする前に、そういう目に見えない部分の蓄積に思いをはせてみることも大切です。
完全に同意。
結局は、人間関係でまかなえてしまう。
よくよく考えれば、小さいときは、みな何ももっていない。ただの子供であるのに、親には養ってもらえて、大人には守ってもらえて、誰かに必ず助けられて生きている。
人間はそうやって育つ。
これは空論だが、もし友人関係で家族レベルの深い関係を作ることができるなら、もはやお金に縛られることなどないのかもしれない。
現実は、そんなに甘くはないし、異なる個人が血のつながり抜きに、完全に肯定し、お互いを受け入れるのは極めて難しいことだ。
どれだけわかり合っているつもりのカップルでも一つの喧嘩がきっかけで別れてしまうことがあるように、血縁がない人とのつながりを断ってしまうのは簡単で、しかし関係を深めるのは難しい。
だからこそ、逆に挑戦のしがいはあるし、そういうかけがえのない人間関係が作れた人生は最高に美しいのかもしれない。
最後に
この本は非常に実践的で、ここに書いたこと以外にも、物欲との向き合い方や、無駄な支出の減らし方など、とても役にたつ内容がふんだんに盛り込まれているのでオススメです。
いつも思うのは、佐藤優さんはちゃんと参考文献も載せてくれているから、読書ガイドとしても役立つ。
僕はこの夏休み中は基本暇なので、高校の政経と、マルクスの資本論に関する本に当たってみたいと思っていて、おそらくは、ほぼ毎日ブログは更新していくと思う。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
では。
追記:ブロガーバトンの記事を見直したら、なんか「広告を一切つけないで書いてますw」っていう大嘘が書いてあってびっくりしたけど、そういえば先月からグーグルアドセンスが復活したので普通に広告を貼っています。
それと、グーグルの検索でエゴサしてたら、全然このブログの記事が表示されなくて焦ってたら、サーチコンソールなるものを今まで導入しておらず、そのせいでずっと損をしていたらしいw
気づくの遅すぎて笑うしかなかった。
まあ、趣味の一環として書いてるわけだから、特に落ち込んでるわけではないんだけど、ずっと「なんで検索ひっかからねーんだよ」って悩んでたから、マジでスッキリしたw
もうすぐ四千字になるので、ここまでにしておきます。あ、4000字超えてしまった。(4030字)