こんにちは。
おざきです。
おかげさまで、ZAKIOLOGYも230記事近く書いてきました。そんな中で、自分としては、良い記事はもっとたくさんの人に読んでほしいという思いが浮かんできました。
そこで、今回からは少しずつ、良いと思う記事を一部修正しながら再掲していこうと思います。(普通に新しい記事も今まで通り書いていきます)
今回は、「剣道から学ぶ生き方の秘訣」という記事。それではドウゾ!
今回は、剣道から学ぶ、生き方について書いていこうと思います。
僕は一応小学生のころから剣道を続けていて、大学でも剣道のサークルに所属しています。修行中の身ではありますが、剣道から学んだ生き方について書いていこうと思います。
剣道とは、剣の理法の修練による人間形成の道である。
上の言葉は、剣道の理念です。
剣道で初段をとるときに必ずと言っていいほど覚えるのがこの言葉。
剣の理法とは、一言で言うと、「剣術」です。
「理」とは「ことわり」なので、剣というものの「理」を理解し、その扱い方「法」を修練することで、自分の人間性を高めていくとともに、人間としての成長をするというのが剣道であるといっています。
剣道とは武士道の考え方を受け継いでいるので、人間としての徳、人間としてのあり方を身に付けることを目的としています。
美しさを追い求める
剣道にも勝ち負けはあります。とくに学生の剣道は勝ち負けに左右されやすいですし、勝つことを目的として剣道をしている人もいると思います。
勝つことを追い求めるのは決して悪いことではなくて、勝つためにどうするかということを学ぶ過程でも自分の剣道を強くしていくことはできます。
ただ、勝つことだけを追い求めると、精神が不安定になりやすいのは事実です。
結果だけを追い求めると、何事でも一喜一憂してしまうのが人間。
剣道で大切なのは、美しさを追い求めるということ。
美しさを追い求める道には終わりがありません。結果として勝ったとしてもそれが美しい勝ち方だったのか、負けるにしても美しい剣道をすることができたのかという観点を持つと、結果だけに左右されないですし、気持ちとしても安定します。
これは人生でも同じことが言えるのではないでしょうか。
目に見える結果を追い求める過程で成長できるのは事実ですし、結果も必要だと思います。
しかし、結果だけに縛られると美しくありません。
結果だけに縛られると、卑怯な剣道をやる人もいます。例えば、わざと場外だけを狙ったり、無理矢理押し出してしまったり、汚いやり方になってしまう。
それは、理念に基づいているとは言えません。
道は理念に基づいているから道であり、理念なき剣道はただの剣術です。
剣道をするといつも自分の弱さや、精神と向き合うことになります。きつい稽古をしているときはまさに、自分の限界と向き合うことになりますし、力が入らないくらいつかれているときほど、もう一本打てるかということが大事。
現代は、精神論を否定しがちですが、精神論にも真実は含まれているように思います。
今思えば、剣道をやっていたから精神世界とか、スピリチュアル的な考え方にも共感できたのかと思いますし、剣道から教えられたことは大きいなと感じます。
戦う相手はいつも自分
試合にでると、いつも思うのは、結局は「自分との戦いなのだ」ということです。
どんなに強い相手との試合でも、自分の力を信じて立ち向かうのは自分次第ですし、平常心で戦えるのかということも自分次第です。
美しい剣道をする人はいつも自分の剣道を貫ける人でもあります。どんな相手にも怯まず、自分のもっている力を最大限に発揮して、ベストを尽くせる人は自分の理想像でもありますし、日々の生活でも自分のベストを尽くせる人間でありたいと思っています。
剣道はまさに人間形成の道であり、終わりがないと思っています。
今後も、剣道を続けていって、自分の内面との対話を重ねながら、日々成長していこうと思っています。
では。