ZAKIOLOGY

読書大好き大学生の雑記ブログ

【書籍紹介】カツセマサヒコのデビュー作「明け方の若者たち」

こんにちは。

今回は、珍しく、小説の紹介です。

明け方の若者たち (幻冬舎単行本)

カツセマサヒコさんについて引用しておくと、

1986年東京生まれ。大学を卒業後、2009年より一般企業にて勤務。趣味で書いていたブログをきっかけに編集プロダクションに転職し、2017年4月に独立。ウェブライター、編集として活動中。本書がデビュー作となる。

カツセマサヒコさんについて、この本を買うまで知りませんでしたが、結構有名みたい。

なんか、趣味をきっかけに本が書けるようになるのがうらやましい。

なるべく、ネタバレせずに感想を書いていこうと思います。

本の良さの一端が少しでも伝われば幸い。

マジックアワーを彩るスマホ

この本のテーマは、マジックアワーとスマホだと思いました。

マジックアワーというのは、「魔法のかかった時間」ということで、この本では社会人一年目二年目のことを言っています。

なぜ、社会人一年目二年目がマジックアワーなのか

は、この本を読んでみてほしい。

それと、スマホがかなり重要な立ち位置にいると感じた。

恋愛において、スマホの影響力がはかりしれないほど大きいものであるということに気づかされました。

すべての起点が、スマホ、携帯電話。

スマホがあるからこその悩みであったり、スマホがあるからこその喜びみたいなものをリアルに描いているなと思いました。

 

2007年に初代iPhoneが登場して以来、現在2020年では、本当に信じられないくらい当たり前にスマホを使っていますよね。

スマホが自分たちの生活でどれくらいの影響力を持っているのか、ということもこの本の見所の一つなので、ぜひ読んでみてください。

 

減点方式の世の中と加点方式の生き方

この本の中で一番好きな表現が、

加点方式の人生とは、そういうことだ。ゼロからスタートして、十点でも二十点でもいいからプラスを積み重ねていく。誰かの助けになったり、元気づけたりする。その結果、誰かから、それも、多くの人から、もしくは、自分にとって特別な存在から、認められたり、褒められたりする。そんな経験をしたいだけだったんだ。

という表現です。切り取ると、すごくなさそうですが、全体を読んでみたらすごい感動した。

世の中では、やはり、ロボット的に、なんでも完璧にできなければならない。

失敗は悪で、結果を出し続けなければならない。

という考え方が主流だと思います。

僕も、完璧になんでもこなさなくては誰にも認めてもらえない。だれにも評価されないということに対して、とても窮屈に感じたり、疑問を感じたりしていました。

なので、「俺の言いたいこと、めっちゃうまく言ってくれてる!」という感じで感動しました。

 

だからこそ、加点方式の生き方をしたいなと強く思います。

この物語を読み進める中で、この表現に出会うと、霧が打ち払われるような救われたような気持ちになります。

それも面白いところだと思うので、読んでみてほしい。

 

 

最後に

もともと、この本は恋愛小説です。メインは恋愛ですから安心してください。読みやすいです。

しかし、若者の悩みや苦労を非常に巧く表現されているので、ただの恋愛小説というより、哲学を大いに含んだ恋愛小説という感じです。

めちゃくちゃオススメの本なので、ぜひ読んでみてほしい。

 

明け方の若者たち (幻冬舎単行本)

明け方の若者たち (幻冬舎単行本)

 

 

 では。