こんにちは。
今回は、パーカーさんの「一人の時間が僕を救う」について紹介していこうと思います。
パーカーさんについてこの本のプロフィールから引用しておくと、
1999年生まれの大学生。
人見知り。コミュ障。
2019年より、ぼっち大学生の
リアルな日常動画をYoutubeに投稿。
飾り気のない不思議な魅力が話題となり、
大学生動画の人気チャンネルとなる。
好きな飲み物は水。
待て待て。
なんで水?
スタバ依存症なのに、水なのか。
自分の弱さも強みに変える
自分から、人見知りやコミュ障をネタにしているのが、面白い。
こんなところからもパーカーさんの考え方が見受けられる。
パーカーさんのいいところは、世間では短所と取られてしまうようなことも、自分の強みに変えているというところ。
自分のコンプレックスとしてネガティブにとらえるのではなくて、ネタに変えるところが魅力の一つなのではないでしょうか。
なかがき
僕が、この本の中で一番印象的だったのは、「なかがき」
そもそも、なかがきなんて、初めて見た。
大体コラムとか、そういう単語で終わらせるところを「なかがき」とあえてしているところも遊び心があっていいなと思った。
内容も、深い内容を語っている。
小さい頃から、他人の人生を生きてきた。
周りの目を気にしながらいつも行動していた。
本音をさらけ出せる場所がなく、親や先生、周りの大人たちの圧力に敏感だった。
なかがきの冒頭の一節。
この一節を読んだとき、なんとなく自分を重ねていた。
自分も内向的な性格であるし、人の気持ちとか、親の気持ちを優先させて自分を文字通り殺して生きていたときもあった。
多くの人は、子供の時には、親の言うことを聞く「いい子ちゃん」を演じてしまいがち。
だからこそ、今一人暮らしをして、親からも干渉を受けず、自分で決めて生きていることは本当に意義深いことだと思っている。
パーカーさん自身もそう思っているのではないだろうか。
執着を手放す
なかがきの最後には、次のように書いてある。
ひとりになって、あらゆる執着をデトックスする必要がある。
今の自分は余計なものを背負いすぎている。
本当に大事なことや、大切な人に出会うために、僕はひとりを選んだ。
執着をデトックスする(手放す)と、生きるのが楽になる。
人は、世間や他人からも、環境からも、いろいろなところから影響を受けている。
だから、ともすると、自分ではない誰かの思い込み、価値観、考え方に執着してしまう。
そんな時は、ひとりになってみるのも大切なのだと思う。
最後に
もっと紹介したいことは、たくさんあるが、本を手に取ってみてほしい。
人生100年時代と言われ、非常に寿命が長い。
20年なんてあっという間で、人生の5分の1に過ぎない。
しかし、人間が20年無事に生きることは、本来奇跡なのだ。
人が20年間生きてきて、何もない、平々凡々な人生などありはしない。
パーカーさんの20年間をたったの1000円ぽっちで学べてしまう本って最高に素晴らしいと思いませんか?