こんにちは。
今回は、「今こそ中村天風に学ぶ」という本から三つほど取上げて、深掘りしていこうと思います。
- 0.中村天風とは
- 1.「信念」と「行動力」が運命を拓く
- 2.「捨てる勇気」を持ったとき、人生は好転する
- 3.「生活即修行」でポテンシャルを引き出せ
0.中村天風とは
日清日露戦争当時は軍事探偵として活動するも、戦後病(結核)を得て人間の存在そのものを理解すべく世界を遍歴。インドでのヨーガ修行を経て健康を回復する。日本に帰国後、一時は実業界で成功を収めるも、自身の経験と悟りを伝える使命に目覚め講演活動を開始。現在も公益財団法人天風会(中村天風財団)としてその教えは引き継がれている。その教えを学んだ各界の著名人の中には、松下幸之助氏など日本を代表する実業家も含まれている。(wikipediaより引用)
一言で言うならば、実業界に多大なる影響力を持っていた人物ということになるかと思います。
本書を読むと、その中村天風の教えの一端に触れることができ、成功者のマインドセットや、強いメンタルも持ち方などを学ぶことができます。
本書では、テクニックのような即効性のあることではなく、精神面の教えが多いかと思います。
1.「信念」と「行動力」が運命を拓く
時は金なりという諺があるが、真実において、時は、金よりも貴重な尊さがある。
昨日の記事でも、時間の無駄遣いに寛容になるなということについて書いていきましたが、この本でも、同じことが書いてあります。やはり、成功者は時間の使い方という観点で言えば、超一流なわけで、自己の成長に多大な自己投資をしてきたからこそ、成功することができるのだと、改めて感じるところではあります。
大体どの本でも、自己啓発的な本では、時間の使い方に関することが書いてありますが、基本的に、受験生と同じだと考えればいい。
受験生は、脇目も振らず、毎日時間を有効活用しています。電車の中では単語帳を開いて覚える。家ではテレビを見るよりも、勉強するなど。
受験生であれば、みんなそんな感じで、時間の使い方に厳しいので、普段から自分の人生において必要な勉強を隙間時間も活用していく習慣を持てるといいのかなと思います。
大学生が堕落してしまいがちな3つの理由という記事にも書きましたが、受験生が終わると、大学生では、その勉強の勢いを緩めてしまいます。しかし、時間は有限な訳で、その時間の使い方で人生が決まると言っても過言ではない。
大学生は4年もあるし、時間が無限にあるように錯覚してしまいがちですが、時間はいつも有限であり、いつ死ぬかは誰にもわかりません。
自分に与えられた限られた時間の中で、自分の信念を持って、行動していくということが大切だと思います。
2.「捨てる勇気」を持ったとき、人生は好転する
例えば、人間関係。
基本的には、別れの後に、出会いがあります。
人間は、何かを捨てたときに、何かを得られるのです。
先ほどの時間の使い方でもそうですが、普段使ってしまっている無駄な時間を捨てることで、その時間が自由に使えるようになる。
何かを捨てたとき、人間には、「余白」ができる
「余白」ができるからこそ、新しい何かを得られる訳です。
なので、まずは余分なことを排除することから始めることが大切。
これは、浄化とも言える。
神社に入るときも、お手水をして、手を浄化しますが、これも、無駄なネガティブなエネルギーを浄化する意味があります。
浄化したから、神社の良い気を自分の身体に取り入れることができるということなんですね。
3.「生活即修行」でポテンシャルを引き出す
僕の好きな考え方に、一日一生という考え方があります。
今日一日が一つの完成。
一日一日、毎日毎分毎秒を大切に生きるという考え方。
毎日が修行と捉えて、毎日生きていることに感謝して生きていくということが時間を大切にする意味でも、大事な考え方。
一日の価値は、どれだけ年をとっても変わりませんし、自分の今日できることをやりきってから眠ることが大切だと思います。
一日一生のほかにも、絶対積極という考え方も本書には書いてあります。
ニュートラルな感情が一番強いという考え方です。
ポジティブでもなく、ネガティブでもなく、ただ、ニュートラルな状態でいることが良い。
これは中庸とも言えることで、ポジティブだと、楽観視しがちになり、油断が生まれる。
ネガティブだと、悲観視になり、落ち込む。
たしかに、ネガティブよりもポジティブな方が良いのは確かなのですが、ポジティブ過ぎると現実を見ないという欠点につながりかねない。
なので、その中庸(ニュートラル)な絶対積極という考え方が強いということです。
今回は、今こそ中村天風に学ぶという本から、引用しつつ、人生に役立つ考え方を書いていきました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
では。