こんにちは。
今回は、堀江さん(ホリエモン)の最新本の「理不尽に逆らえ」から学んだことについて紹介していこうと思います。
堀江さんと言えば、何かに対して怒りのメッセージを発信しているイメージを持っている人も多いかと思いますが、本書では、堀江さんが実践する怒りの使い方について紹介されています。
その中でもいいなと思った部分に関して、僕の視点からさらに、考えを深めていこうと思います。
右がKindle版で、左が紙です。
今回は、三つ取上げます。
- 1.切り取られた一言にだまされるな
- 2.面倒なことはコスパがいい
- 3.時間の無駄使いに寛容になるな
1.切り取られた一言にだまされるな
最近は新型コロナに関するニュースが毎日流れてきますが、そのニュースでも情報の切り取りが頻繁になされていますし、それにだまされている人は多く見かけます。
例えば、新型コロナの感染者数。
感染者数自体にはあんまり意味がないです。たしかに、感染者数が増えているということは医療崩壊の懸念にもつながりますし、危険だと言うことはたしかなのですが、実は、感染者数自体はある程度操作が可能です。
検査数自体を減らしたり、明らかに陽性な人しか検査しなかったりすると感染者数はすぐ下げることが可能です。
新型コロナに関しては感染者数だけではなく、検査数と陽性率も同時に見ていかなければ意味がありません。
感染者数が例えば20人だったとします。
一つの場合では、検査数が100人で陽性率は20パーセント
ほかの場合では、検査数が50人で陽性率は40パーセント
ということを考えてみてください。
すると、同じ感染者数でも、状況は全く異なりますよね。陽性率が高いということは検査数をさらに増やすと感染者数はどんどん増える可能性があることを意味していますし、陽性率が低いということは、あんまり感染者は増えていないということがわかります。
なので、ニュースでは感染者数だけが報じられていますが、その背景には検査数、陽性率というほかの物差しもあるわけで、感染者数と同時に判断すべき材料なわけです。
昨今のメディアは不安をあおれば儲かる仕組みなので、感染者数が伸びていることだけを報道し、「今日もこれだけの人が感染しました」みたいなあおり方をしているので注意が必要です。
2.面倒なことはコスパがいい
面倒なことは大体の人が避けます。
例えば、ブログの毎日投稿とか、YouTubeの毎日投稿とか。
そういう明らかに面倒なことは意外にもコスパは良いのです。面倒ということはそれだけで、競争相手が少ないことを意味するので、面倒なことを積極的にやるのは大切なことでもあるのです。
本書では、前田祐二さんがメモの魔力の出版のときに一軒一軒営業して、ベストセラーになったことが紹介されていますが、多くの著名人や有名人はほぼ例外なく、地道なことをやり続けています。
堀江さんもYouTubeを何年も積み重ね続けて、ここ一年くらいで一気に再生回数もチャンネル登録者も伸びています。
日本のことわざには、「急がば回れ」がありますが、まさに大成したいならば、焦らず地道に面倒なことを積極的にやっていくほかないのかもしれません。
僕も、ここ一ヶ月くらいは毎日投稿をやっていますが、最初が一番辛い。
ネタ探しもめんどくさいし、2000字書くのも最初は時間がかかるので、最初は辛いのは確かです。
しかし、2週間、3週間くらい続くと一気に楽になる感覚があります。
習慣をつけるには3週間つまり21日間まず続けなければならないということも良く言われる話ではありますが、「毎日続ける」というめんどくさいことをやるのは、案外コスパが良かったりするものですよね。
3.時間の無駄遣いに寛容になるな
最近は家にいることも多く、大学生は暇していることも多いかもしれません。
しかし、時間というのは命であり、それは命を無駄にする行為に他ならないものでもあります。時間は有限です。極論を言えば、今日死ぬかもしれないのです。
今日死ぬとしたら、どうでしょうか。時間を無駄にしたくはないと思えるはずです。
堀江さんは、銀行のATMに並んでぼーっといる人や、隙間時間を無駄にしている人に対しての疑問を書いています。
この話は、堀江さんのほかの著書にも出てきますが、時間を無駄にするのは僕も嫌いです。
たとえやることがないにしても、なにかしらの勉強をしていたいですし、そのためにブログも書いています。
セネカという哲学者は、「生の短さについて」という著書の中でこう言っています。
われわれにはわずかな時間しかないのではなく、多くの時間を浪費するのである。人間の生は、全体を立派に活用すれば、十分に長く、偉大なことを完遂できるよう潤沢に与えられている。しかし、生が浪費と不注意によっていたずらに流れ、良きことにも費やされないとき、畢竟、われわれは必然性に強いられ、過ぎ行くと悟らなかった生がすでに過ぎ去ってしまったことに否応なく気づかされる。
まさにこの通りです。
人はいつも時間を無意識に浪費している。
皆さんも経験あるかもしれませんが、集中しているとたまに「こんなに集中していたのに、たったの10分しかすぎていない」みたいな感じになります。
人生の中でそういう時間をどれだけ持てるのか。それが重要なのではないでしょうか。
今回は、堀江さんの理不尽に逆らえ。という本から三つほど取上げてみました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
では。