こんにちは。
今回は、大学生に多い悩みである、将来のことに対する不安や、就活をどうしようという悩みについて書いていこうと思います。
結論から言うと、大学生=就活の準備という考え方はバカげている。
その理由について、書いていこうと思う。
- 1.考え方が狭すぎるから
- 2.就活がすべてではないから
- 3.就活に必要なことしかしない人間になるから
1.考え方が狭すぎるから
まず、ステレオタイプ的な考え方しかないことに対する警鐘を鳴らしたい。
たしかに、世の中の流れをみると、「高校→大学受験→大学生→就活→社会人」という流れがあるのは確かだ。
就活するのが悪いと言っているのではない。
たしかに、就活するのも一つの選択肢だろう。しかし、それ以外の選択肢があるにもかかわらず、それを見てみないふりをして、無知なまま、なし崩し的に就活するのはかなりもったいないと思う。
2.就活がすべてではないから
はっきり言う。就活しない人なんてたくさんいる。しかも、そういう人に限って世の中の成功者と呼ばれる人ばかりだ。
なぜ、成功者と呼ばれる人たちは、就活をしないのか。それは、就活以外の選択肢を知っていて、「就活しなければならない」というとらわれから解放されているからだ。
たしかに、だれでも起業して、自分で稼ぐことができるわけではない。
起業する道は険しい道になるだろうし、起業と就活を天秤にかけたときに、就活の方がメリットが大きいと判断する人もいると思う。
しかし、天秤にもかけないのはおろかだ。
起業について調べもせず、起業について考えもせず、世の中の常識の枠にとらわれているのはいささか、おろかだと僕は思う。
起業のほかにも、フリーランスという道もあるし、就職をしたとしても、副業をやるということも視野に入れることは必要だろう。
以前にこんな記事を書いた。
大企業に就職すれば、安全だと思っている前時代的な考え方しか持ち合わせていないと本当に後で苦労するに違いない。
大企業も潰れる時代だ。
昨今の情勢を見れば、明らかに一ヶ月前とは話にならないくらい状況が異なる。
今、観光業界にいる人は?
一ヶ月、二ヶ月前までは、観光業は栄えていただろう。しかし、これから3年近くは厳しい状態が続くことが予想されている。
だから、今はなにか一つだけやっていれば良いなんて時代ではないのだ。
状況は刻一刻として変わっている。その時流に乗ることができる人、できない人の二極化は今後ますます広がるだろう。
そんな状況下で、大学=就活の準備と考えているのなら、お先真っ暗だと思った方がいいだろう。
3.就活に必要なことしかしなくなるから
就活がすべてと考えている人間は、基本方針として、「就活に有利なことはするが、就活に有利にならないことは一切したくない」という損得でしか生きられない。
たしかに、就活をゴールにするならば、必要なことをやっていくべきではある。しかし、そんな損得だけで動いている人物に人望はない。
時には、損得で考えて行動するのが必要なこともある。しかし、損得を超えた考え方を身につけていた方が幸せに近づくことができるのではないだろうか。
損得しか考えない人間は、無駄なことをしない。しかし、無駄なことをしない人間には味がないと思う。
受験生は、合理的に無駄を省いて一直線に大学合格というゴールに向かうべきではあるが、大学生がそんな合理主義で就活をゴールにしていると、専門外の知識のない教養のない人間になってしまう。
人間の品性は何で決まるか。
知性と教養だと思う。
大学では、ある程度無駄なことも経験して、知性と教養を磨く時期なのではないだろうか。
知性と教養を磨くときに、一番良いのが、読書である。
読書ほど、知性と教養を磨ける行為はない。
たしかに、人の話を聞いたり、セミナーに行ったり、講演会に行ったり、芸術を鑑賞したり、バイトをしたり、部活やサークル活動をしたり、するのは素晴らしいと思う。
しかし、読書の良いところは、一人で著者と対話を重ねることができるところだ。
一人の時間を持つべきなのだ。本を通して、自分と対話する、著者と対話する時間がその後の人生にどう影響するのかは、そのときにはわからない。しかし、その時間はとても貴重な時間であるのは間違いないのだ。
大学生ほど、無駄なことを経験できる期間はない。
あまりある時間を無駄なことに使ってみることも重要なのではないだろうか。
まずは、世間から押しつけられた狭い価値観を捨てることから始めるのが良いと思う。
今回は、大学生=就活の準備という考え方はバカげているということについて書いてみた。
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