僕には姉がいる。
姉は怖い。
姉は横暴だ。理不尽過ぎる。けんかは防戦一方で、攻撃のしようがほぼない。
口では勝ち目はなく、腕力は使いどころがない。(口というのは罵り合いという意味)
もし、こちら側が論理で論破しようものなら、泣きわめく。
こちらが冷静だと余計に腹が立つらしい。
意味がわからない。
論理ということで言えば、理系をなめるなという感じで、自分にも勝ち目があるのにもかかわらず、けんかというのは論理で解決できるものではない。
けんかは感情だ。感情を論理で解決できるなら、国際問題は解決できるだろう。竹島の問題も、相手国は感情的なのだ。
感情でものを言う国に、論理で立ち向かっても、何も生まれない。
姉と弟のけんかと同じ原理だ。
姉は感情でぼろくそに言ってくるし、泣きわめいているのに、こちら側が論理で冷静になっていればいるほど、姉はさらにヒートアップするものだ。
そんな状態が近年の日韓関係にいえると思う。
韓国はある意味、姉的な感じ。姉のような感情でものを言っている。確かに、国際問題に感情を介入させるのはおかしい。でも考えてほしいのは、姉と弟のけんかに感情を介入させないことはあるだろうか。
もし、自分の仮定が正しい。つまり、姉と弟のけんか≒日韓関係だとするなら、韓国はてごわい。
姉は感情が収まらない限り、論理を認めてくれない。というか、論理なんて関係ない。
だから、日本が冷静に、論理を突き立てるほど、韓国はムキになってさらに怒ってくる。
誰かに教えてもらったが、姉と弟という構成だと姉はヒステリーになる可能性が大きいらしい。
なんでかは知らないし、根拠はない。でも実感としてはわかる。
弟は理不尽な思いをたくさんするので、女性をなだめるのが上手になり、とてもいい旦那さんになれると教えてもらった。
たしかに、姉より怖い女性はしらない。あれほどの怖い女性を知っている僕は本当にラッキーなのかもしれない。これだと姉をディスっているだけだが、姉には感謝している。姉のお陰で、自分の論理ではどうにもならないことがあることに関してのある種の諦めと、受け入れる度量ができたように感じる。
それで、話を戻すと、日韓関係も姉弟げんかのようなものだと思っている。
だから、関係をよくするなら、お互いに独立してほどほどに付き合うことだと思う。
僕は今一人暮らしをしている。結果的に姉とのけんかはないし、たまに実家に帰る時に多少けんかするくらいで、まあ気軽に生活できるようになっている。
日韓関係もこんな感じが良いのではないか。
近すぎると、なんか気に入らないことを探して感情的になってしまうのが韓国という国なのではないか。感情は論理ではどうしようもないから、なんか怒っているときは、日本は、弟的になだめることが必要なのかもしれない。わざと下手にでて、受け流すくらいでちょうどいい。