こんにちは。
今回は、哲学を学ぶ意味について書いていこうと思います。
昨今言われているのが、活字離れ、本離れです。
最近の人は大学生でも本を読む人が少なくなってしまっているのが現状です。
読書の仕方や、読書の意味などについては斉藤孝氏の岩波新書の読書力という本や読書する人だけがたどり着ける場所が参考になるかと思いますので読んでみることをオススメします。
それはさておき、僕は今哲学を個人的に学んでいます。
その理由は3つあります。
- 昔の哲学者の知性に感動するから
- 普遍的に役立つ教えばかりだから
- 教養として必要だから
1.については、昔の哲学者は本当にすごい。先見の明が半端ないのです。古代ギリシャの人が唯物論の基礎を作っていたり、すでに物質の最小単位が原子だと気づいていたり、世界は元素があってそれによって成り立っているなどその当時としてはあり得ない位の高度な科学を体感としてすでにわかっていたということに驚かされます。
僕の好きな哲学者は、イマヌエル・カントです。
かの有名な純粋理性批判を書いた人物です。
このカントの生き様といい、考え方といい、本当に惚れ惚れします。
このような「巨大な知」との遭遇が哲学の面白いところだと思っています。
2.については当たり前ですが、哲学というのは世界とは?人間とは?という人間の根源的な問いを探求する学問ですし、人がどうあるべきかということまで学べるので、人生全般に役立つ内容です。
仕事をする上でも自分の既存の考え方ではうまくいかなくても、哲学の考え方を使ってみたらいいのかもしれません。哲学は抽象度が高いので、どの分野の仕事をするにしても役立つのではないかと思っています。
3.教養として哲学は必須です。
世界のエリートと呼ばれる人たちは、総じて世界の名著を読んでいます。
名著にはそれだけのパワーがあり、哲学も同様です。
その哲学を学ぶことで精神的なステージが上がったり、思考の抽象度を上げることができるのです。
理系でも文系でも哲学は学ぶべきだと思っています。
アリストテレスやピタゴラスなど、名だたる有名な数学者は哲学者でもあります。
数学と哲学はつながっています。理系でも哲学を知ることで、日常で使っている定理がどのような経緯で生みだされたのかということを学べ、より深く数学を理解できるようになると思います。
今回は今、哲学を学ぶ理由、意味について書いてみました。
哲学のとっかかりとしてオススメなのが哲学と宗教全史という本です。
ではありがとうございました。