こんにちは。
zakiozaです
今回は、渋沢栄一の論語と算盤について紹介していこうと思います。
渋沢栄一は日本実業界の父と呼ばれる偉人です。
日本の有名な会社にとても関係深い人物です。
次の新札、一万円札にもなるみたいです。
それで、最近気になっていたので、買ってみました。
とてもいい内容だなと思います。
昨日の読書会でも取り上げてみましたが、とてもやりがいのある内容でしたし、有意義な濃い時間を過ごせました。
さて、内容について書いていきますが、
論語を実業にどう活かしていくのかということや、現代の商売とかの問題点について書いてあります。
各項目について書いていくと。
立志と学問
常識と習慣
仁義と富貴
理想と迷信
人格と修養
算盤と権利
実業と士道
教育と情誼
成敗と運命
という目次になっています。
言いたいことを一言でいうなら、
実業を成功させたいなら、論語を読めということです。
論語と算盤というタイトルにもあるように、いかにして論語を算盤に活かしていくかということが重要だと渋沢は言っています。
ここでの論語は、人としての道徳だったり、美しい生き方、マインドです。
それで、算盤が、実業、商売、損得、実利的な側面のことを言っています。
一見この2つは矛盾する、対立しているものだと思われがちですが、お互いに相互作用があるのだそうです。
論語の部分を大切にしていくからこそ、実利的な面もうまく行くし、かと言って、実利的な損得を気にしすぎてもうまくいかなくなるということを言っています。
これはとても大事なことだと思います。
論語の部分は言い換えると、武士道とも捉えられます。
武士道とは、武士の美しさを追い求める生き方のことです。
士農工商という身分が江戸時代にはありました。
武士が一番偉かったわけです。
武士がめちゃくちゃ金持ちで裕福かと思いがちだと思いますが、実は違います。
武士は全然金持ちではなかったどころか、逆に貧乏だったくらいで、ぶっちゃけ商人のほうが金持ちだったということも言われています。
じゃあなぜ、武士が身分は上だったのかと思いますか?
武士というのは武士道に則って生きていました。武士道に沿って美しい生き方を実践していたからこそ、裕福なわけではないけど、身分が上で憧れる存在だったのだと思います。
そういう武士としての有りかたを大切にしつつ商売をしていくのが日本人的な実業なのではないでしょうか
日本人の誇りを持って、武士道的な生き方を実践しつつ、商売をすることができれば、すごくいいなと思います。
そういう商売が人を幸せにすることができるのではないかなと思います。
ではありがとうございました。