こんにちは。
zakiozaです。
今回は、今読んでいる本、功名が辻について少し書いていこうと思います。
功名が辻は、凡庸な武将だった山内一豊が、妻の千代によって支えられ、戦国という乱世を生き抜いていくというストーリーになっています。
歴史小説の大家とも言える司馬遼太郎さんの本を読んでみたいなと思ったことがきっかけで、読み始めました。
この本の面白いところは、千代の人間性です。
いい妻とはこういうことかと思いました。
いい妻の[定義]はいろいろな観点から言えるのではないかとは思いますが、千代のような女性は間違いなくいい妻なんだなと思います。
要するに、いい妻とは、夫を一人前の男として育て上げることができる妻ということが一つ言えるのではないかと。
功名が辻の中では、千代がどのように、夫の山内一豊を教育していたのかということが描かれています。
良い女性の一つの条件として考えられるのは、教育力だと思います。
もし、女性が子供を生んだときには、子供を教育していくのが大切です。
もちろん、父親も子供の教育には関わるべきですが、こまごまとした部分の躾をするのはたいていが母親です。
父親による教育は、人がどうあるべきかとか、人としてやってはいけないことをやった子供に対して、叱ったり、正すというのが大事なのではないかと思っています。
要は、父親は大事な場面でドカンと教えて、母親は日常でちょいちょい教えるという感じの役割かなと思います。
話がそれましたが、この本からは、そういう女性の教育力が学べるのと、平凡な男がどうやって、才能を発揮して未来を切り開いていくのかということを学べます。
あと、単純に歴史がめちゃくちゃ学べます。
家康と秀吉の争いとか、懐柔策とか、外交の部分をありありと描いているのが本書で、歴史の豆知識的なことを余談として書いてくれてるので、普通に知識を得られるという点も面白い点だなと思います。
まだ2巻までですが、とても面白く、あっという間に読めてしまいました。
3巻以降も読んでいきます。
ではありがとうございました。