こんにちは。
zakiozaです。
今回は、今読んでいる本の功名が辻という本についての紹介をしていきたいと思います。
功名が辻の内容。
戦国時代の夫婦関係についての物語です。
主人公は山内一豊、そして、妻の千代の物語です。
主人公の山内一豊は、織田信長に仕えている家臣のひとりで、武功をえて出世しようということを一番に考えています。
その夫を影から支えているとても賢い妻の千代。
戦国の夫婦関係をありありと描いています。
まだ、4巻あるうちの1巻しか読んでいませんが、とても面白いです。
4もあるの?と思うかもしれませんが、あっという間に1巻を読んでしまったため、全然余裕で4巻くらいなら読めそうです。
名前とか、地名とか結構漢字も多いので、日本史の知識がある程度あるとより楽しめるのではないかと思います。
この本から学べるのは、どういう夫婦関係がいい関係なのかということです。
確かに現代は、女性の社会進出が進んでいますが、いい夫婦関係というのは、昔と同じなんだなと思います
この本の中で、妻の千代は、夫の出世のためにあらゆる努力をします。
この千代さんは、本当に賢い。
男がどういう生き物かということを完全に熟知しているんです。
例えば、夫の一豊が出世するためには、秀吉と仲良くしておくことが必要だと千代は思っていますが、それをそのまま言っても、男の意味のわからないプライドで断られるということをわかっているので、自分が甘えているかのように見せかけつつ、夫の一豊に秀吉の家の近くに屋敷を構えて欲しいというのです。
一豊としては、可愛い自分の妻が甘えてきたということで、気分を良くして、裏で妻のそう言った計らいがあるとは気づくことなく、秀吉の近くに屋敷を構えることになります。
こんな感じで、妻の千代は、夫に気づかれないくらいさりげなく、支えているということです。
男は良くも悪くも、バカで単純です。
この一豊をみてもそうです。自分の出世のことしか頭にありません。
そう言った、単純さを影で補ってくれているという千代のすごさを感じました。
男は基本的に千代のようないい女性に支えてもらうといいのではないでしょうか。
こんなすごい賢い妻ではなくとも、いい妻に支えられていた方が、仕事もうまくいくのではないかと思います。
妻の生活を保障するという夫の役割があるとしたら、妻は夫の単純なところを手綱を引いてコントロールするという役割があるのではないでしょうか。
男の成功者の影には、女性の支えがあるのかもしれません。
結婚で、人生が終わることもあるのかもしれません。
自分の品を上げてくれる人と結婚するのか。自分の品を下げられる人と結婚するのかというのではかなりその後の人生は変わるような気がします。
女性がもし、自分の出世のことしか考えなければ、基本的に家庭はうまくいかないでしょう。
最近離婚が増えているのも、女性の社会進出が進んで、夫を支えるより、自分の充実ために結婚する人が増えているからかもしれませんね。
勘違いしないで欲しいのは、女性の社会進出を否定しているのではなくて、結婚の動機が不健全ということです。
今の時代的に、こんな千代さんのような女性はいるとはなかなか思えません。
別に、完全に支えられるのがいいとは思いませんが、自分の短所を見抜いてくれて、それを影から補ってくれるような人と出会いたいなと思います。
今回は功名が辻についての紹介をしました。
この本は、いい夫婦関係とはということについて学べるので、男女関係なくオススメの本となっています。
興味があれば是非読んでみてください。
ではありがとうございました。