こんにちは。神戸大のzakiozaです。
今回は、ヒトは「いじめ」をやめられないについての紹介をします。
内容
いじめがなぜ起きるのかということを歴史的背景や、脳科学を用いて分析しているのが本書の主な内容です。
脳科学的な観点からどうしてヒトはいじめを行うのかということがとても詳しく書いてあり、脳内物質に関する知識がない人でも気軽に読めると思います。
いじめられやすい人の特徴や、
いじめが起きやすい時期、
男女間のいじめの違いなどについても述べられています。
感想
誰もが学校などで問題として経験するいじめについて科学的な切り口で考えたことはなかったので、面白かったです。
僕自身小学校のころは多少いじめられていたので、いじめに関しては興味がありました。
いじめられている側の人間にもいじめられる要因はあると思っていましたが、本書を読んで、その考え方はいじめている側の人の思考と似ていると気づきました。
いじめの原理について少し説明すると、
ある集団の中で、その集団の規律を乱す、裏切りものがいるとします。
すると人間の脳内物質の裏切りもの検出モジュールであるセロトニンの働きによって、
その裏切り者を検出し、それを排除しようとすることによっていじめは起こります。
詳しくは本書を読んでほしいのですが、簡単に言うと上のような感じです。
いじめられている側に問題があると考えるのは、このセロトニンによって判断しているので、そう考える人もいじめている人と同じような裏切りもの検出モジュールが働いていると考えることができます。
なので、いじめられている側に問題があると思うことは、そのいじめに同調しているのかもしれないと思いました。
いじめの構造を見ると、意外といじめに対する考えが変わりました。
いじめはいけないものと決めつけていました。
しかし、歴史的背景をみると、裏切り者を排除して、生存するためにいじめは必要だったと知ることができました。
DNAには逆らえませんし、ずっと昔からいじめがあったことを考えると、
いじめはおそらくなくなりはしないと思います。
いじめられて、悲しんでいるひともいるとは思いますが、いじめがなぜ起こるのかということを知って、いじめが起こりにくくすることはできると思うので、
この本などを読んで、いじめについての知識を深めて、いじめに向き合う方法や心構えなどを身につけていくのが最善だと思います。
今回は、ヒトは「いじめ」をやめられない
についての紹介をしました。
是非読んでみてください。
では、ありがとうございました。
大学始まって書くのが辛くなってきたけど頑張ります。笑
本もたくさん買ったので、どんどん読んで更新していきます!